ネッカリッチは一般的な炭や木酢液とは性質が大きく異なります。炭化温度 400℃以下の低温で炭化させることで、大小様々な大きさの孔をもつ多孔質構造となります。この孔には病原性微生物(サルモネラ菌など)を吸着する効果があり、軟質(柔らかい)であるため動物の内臓を傷つけません。
ネッカリッチは主に畜産動物の飼料となり、最終的には堆肥として土壌に貯留されます。その過程において様々な機能性を発揮しながらも、炭が分解されることはありません。
広葉樹の樹皮炭を原料とするネッカリッチは、畜産の飼料だけではなくそのまま土壌に散布するなどの幅広い分野においても活用されています。
地球温暖化防止に効果のあるネッカリッチを活用してつくられる作物・畜産物など(ネッカリッチ産品)は、安心安全で美味しい上に、さらに地球環境に配慮された作物・畜産物であるともいえます。
弊社では畜産農家様と提携し無機物であるネッカリッチを食べたあとの糞尿を再利用化された堆肥を、有機肥料として販売しております。炭素率が高く、土壌炭素貯留量がさらに増大できるよう引き続き肥料設計を行ってまいります。
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